根津神社|つつじまつり2017見頃はいつ?おすすめ時間帯・露店・ランチなど知っておきたい情報3つ

こんにちは、栗かのこです。

根津神社のつつじ祭りは、「いちどは行ってみたい~」「気になる~」とよく言われます。東京都文京区の花の五大花まつりのうちの一つ「つつじまつり」について、地元民ならではのお役立ち情報をお伝えします。

江戸時代に、根津神社の場所が甲府宰相徳川綱重の下屋敷であった時に綱重がつつじを植えたことに始まり、この地でのつつじは約350年の歴史があるそうです。


根津神社つつじまつり2017 基本情報

期間:2017年4月8日(土)~5月5日(金)

住所:東京都文京区根津1丁目2-8-9 根津神社

アクセス(電車):地下鉄千代田線/根津駅・千駄木駅より徒歩5分、南北線/東大前駅より徒歩5分

駐車場:根津神社北口に駐車場がありますが、満車になっていることが多いので、公共交通機関またはタクシーでの来場がおすすめです。

つつじ苑の開苑時間:9時~17時30分(最終入苑17:30、18時閉苑)

つつじ苑の入苑料:寄進料200円



(1)つつじまつり2017年 見ごろはいつ?

根津神社のつつじ苑は、約2000坪の敷地に約100種類3000株が咲き移ります。全種類を見るには、期間中2-3度は見る必要があります。

今年は、少し開花が遅めのようです。

つつじまつりは4月上旬から始り、早咲きのつつじ→中咲きのつつじ→遅咲きのつつじ と徐々に咲いてきます。4月23日頃には中咲きのつつじが咲いていましたが、つつじ苑全体でみると2~3分咲きのような印象でした。

境内から見上げるつつじの山がまっピンクやまっ赤に色づくにはゴールデンウィークはじめから後半頃になりそうです。

有料のつつじ苑に入らなくても、満開になっているつつじの山は境内から見えますが、神社自体の境内にはいるのに拝観料など不要なので、つつじ苑に入苑しない場合は、お賽銭を多めに入れるなどしてもいいかもしれません。

(2)つつじまつり 何時頃に行くのがおすすめ?

つつじ苑の開苑時間は朝9時~18時までですが、そのほかのイベントの時間帯を考えると、日中12時前など早めの時間がよさそうです。

毎日2回(12時~と14時~)期間限定で大和絵の大家、森村宣永画伯(書は小林規子氏)による三十六歌仙絵を社殿で拝見できるので、その時間を目指していくのもいいですね。

甘酒茶屋では、池が見えるところに大きな石があって、ベンチ席もつくってあり、甘酒のほかにもふかしたての酒蒸しまんじゅう、ほうじ茶、お水がいただけます。

境内が混みあってるときも、甘酒茶屋はそれほど混んでいないことが多く、池と木々を眺めながらほっこりできます。

イベントなどの時間帯は次のとおりです

  • 三十六歌仙絵の拝観:①12時~ ②14時~(約20分間)
  • 甘酒茶屋:4月15日~5月5日 10時~16時半(雨天中止)
  • 根津権現太鼓:4月29・30日、5月3・4・5日 12時~
  • 奉納演芸:4月29・30日、5月3・4・5日 13時~

(3)つつじまつり 境内の茶屋や露店のうち個人的なおすすめ3選

1.甘酒茶屋(10時~16時半まで)

甘酒茶屋は地元の方がご奉仕で運営されているらしいです。なんだか、近所のおっちゃんやおばちゃんが「うちの庭でお茶でもどうぞ~」と迎えてくれているようです。

茶屋の表側で券を購入すると、木戸をくぐって、席について池や木々を眺めながらほっこり一息つけます。小さな子供もお池の鳥をみたり大きな石によじ登って腰かけたりと楽しめます。酒まんじゅうまたは甘酒を購入するとほうじ茶とお水は無料でいただけます。

お土産に酒まんじゅうを持ち帰るのもよし、そこで食べて帰るのもいいです。近所のお煎餅やさんの「つつじせんべい」(つつじの形のお煎餅、エビ風味のピンク色)も売っていて、根津のお土産になります。

2.植木市

つつじ祭りならではで、ツツジの鉢や苗木が種類多くあります。普段めにすることのないような珍しいツツジ(「セイガイハ」など)や細かく軽やかな花がつくツツジ「常夏」などなど、たくさんの種類の鉢があって、小さい苗木だと700円くらいから、あります。ツツジのほかにも、山吹・雪柳・ハナミズキなどいろいろ揃っています。ツツジは常緑樹で冬も緑がきれいなので、前から欲しいな~と思っていたのですが、今回「新常夏」というツツジをゲットしました。こちらの植木屋さんは、川口(盆栽・植木の本場ですよね!)にある植木屋さんで、普段は庭木のお手入れなどをされているそうです。半纏が似合う若いお兄さんに植え方や育て方についても親切に教えてもらえました。ありがとうございました!

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感想(16件)

3.露店:タイラーメン・カルメラ焼き・鮎塩焼き

境内の裏手(北側)にタイラーメンの露店があります。お店のおっちゃんのほうで米麺ともやしを茹でて、具のトッピングをされてスープを注いでもらうと、味付けはお客さんが自分でするようになっています。

味付けは、ナンプラー・お酢・砂糖 を自分の好みの量でいれます。あっさり味のラーメンで本格的な味がします!以前はタイのお姉さんがいたような気がしたので聞いてみたら、屋台のご主人の奥さんがタイの方だそうです。1杯500円

そのほか、カルメラ焼きの露店もあって、私の母は「懐かしい~」と喜んで買ってほうばっていました。2個入り500円~

鮎の塩焼きもあります!もちろん、たこ焼きのお店も何店かありますよ。だいたいどこのお店も500円が基準みたいのようです。

露店のうち、半分くらいは夕方17時には閉めてしまうようなので、早めの時間に来ることをおすすめします。露店は眺めているだけでも楽しいですよね。

まとめ

根津神社は、都内でも人気急上昇中の谷根千エリアにありますし、地下鉄駅からも近くて訪れやすい場所です。

(東京駅から距離にして約5-6キロなので、1週5キロ走っている皇居ランナーの方だったら走っても来れますね!)

ツツジは開花期間が長いので、今年は特にゴールデンウィーク後でもきれいなツツジ山がみられるかもしれません。

根津神社の近所にもおすすめスポットやおすすめのお店がたくさんあります!ぜひぜひお越しください。

おすすめのランチ・ディナースポットはこちらの”厳選7店” もご覧くださいね。



【大分銘菓】『雪月花』柚練の風雅なおせんべい

『雪月花』は、大分県で一番古い明治元年創業の老舗のお菓子屋さん、大分市の橘柚庵古後老舗(きつゆあん こごろうほ)の柚のお菓子す。

赤・白・青の三色の丸いおせんべいで、

白:雪

薄い青色:月

薄ピンク:花 の意味だそうです。

見た目には優しい色合いで、柚練は、柚のジャムのようなかんじで、一口いただくとよい柚の香りがします。

創業当時からのお菓子だそうなので、明治元年に生きたお茶人たちもお茶席で同じお菓子を召し上がっていたと思うと感慨ぶかいですね。

包装紙は浅葱色というのでしょうか、京都の末富さんの包装紙に似た雰囲気でおしゃれです。このお菓子の装丁の絵は大分県出身の画家:福田平八郎氏が描き、題字は彫刻家朝倉文夫氏が書かれたそうです。そういえば、彫刻家 朝倉文夫氏の美術館が日暮里にありますね。

大分県に行ったときやデパートの催事などで見つけたら、ぜひ求めたいお菓子です!

【着物のお手入れも取扱】『リネット』宅配クリーニングを使ってみた感想

こんにちは、栗かのこです

みなさんは決まったクリーニング屋さんがありますか?

今回、お洋服がキレイによみがえって戻ってくる!という評判の宅配クリーニングの『リネット』というサービスがあると知ったので、試しにクリーニングをお願いしてみました。東京23区内だと、専門の配送業者さんが夜24時まで集荷・配達をしてくれるそうです!そのうえ、料金表を見ていると、近所のクリーニングやさんと同じか安い位・・・

さらに、『リネット』は、和装・着物クリーニングにも対応されています!着物のお手入れは、普段呉服屋さんにお願いしているのですが、着物が数着あるとかなり重たいですし、夕方早めにしまってしまう呉服屋さんのお店に持ち込むタイミングを逃してしまって、シミのついた着物を放置してしまうこともよくあります。宅配クリーニングでも信頼できるお店だったら、大切な着物を託すこともできそうですね。

リネットのサービスの特徴としては

(1)全品プレミアム仕上げ!(毛玉とりも無料。お洋服の繊維にトリートメント効果がでて、きれいになって帰ってくる)

(2)全品シミ抜き無料、再仕上無料!

(3)最短2日後のお届け

(4)受付は24時間、スマホやパソコンで注文するだけ

(5)¥2400以上で全国往復無料!

だそうです。なんだか素晴らしすぎるように思えるサービスで、お値段もそんなに高くないのだと、理想的なクリーニング屋さんですよね。

さてさて、『リネット』は良いことしかないパーフェクトなクリーニングやさんなのかどうか、私が試した感想をお伝えします。


 

『リネット』はお得なの?実際の仕上がりは?

今回お願いした衣類は、いやがらせのつもりはなかったのですが、くたびれた感じの毛玉だらけの洋服ばかり出してみました。

クリーニングに出したアイテムと、アバウトな料金、戻ってきたときの感想は以下のとおりです。

①ダウンコート:旅行の時に一週間毎日着たせいか、元のゴールド色がぼやけたベージュになっている・・・という状態

→(クリーニング後)

仕上がりは・・・撥水加工のせいか、ゴールドがよみがえっている!!キャッチコピー通りのできでした ◎

細かいスレによる毛玉は残っていましたが、ダウンコートの素材で毛玉とりはさすがにできないですしね。大満足!!

料金:撥水加工のオプション¥300を追加しても、¥3,000位。あれっ、近所のお店より安い~◎

しかも、撥水加工¥300というのも嬉しい価格設定ですね。これなら、他のコート類もじゃんじゃん撥水加工をしたいです。

②ウールのタートルネックセーター:ISETANオリジナルブランドのウール100%ですが、毛玉だらけで、もうサヨウナラすべきかもしれない・・・という状態

→(クリーニング後)

仕上がりは、「す、すご~いっ!」毛玉がきれいにとってあって、まるで新品みたいになって帰ってきた!花丸◎🌸

料金:¥440だったと思います。近所のお店と同じくらいで、ブラボー◎

③ニットのワンピース(ビジュー付):全体に、毛玉が目立っていて、明るい場所で着るには憚られる、もうサヨウナラすべきかもしれない・・・という状態

【画像】クリーニング前の毛玉のついたワンピースの写真はこんな感じです。全体に毛玉がついていて、本当に可哀そうな状態・・・

→(クリーニング後)

仕上がりは、ビジューの飾り部分もあるせいか、少しだけ毛玉が残っていましたが、また明るい場所にも着ていける状態になりました(笑)

料金:¥1000位+ビーズ等の装飾付き追加料金¥300 でした。もうサヨウナラかと思っていたワンピがまた着られるなんて、なんて助かる!!ウン万円をお得した気分です。

④小さな毛玉がついた秋冬物のスカート:気に入って重宝していた色柄だったので、着用頻度が半端なかったせいか、これもまた、全体に細かい毛玉がついていて、明るいところで着るには忍びないという状態でした。

「どんだけ毛玉だらけの洋服ばっかりもってんの?!」という厳しい声も聞こえてきそうですよね・・・すみません。

→(クリーニング後)

仕上がりは、完璧に毛玉がなくなってはいないものの、全体に綺麗になっていて、クリーニングから戻ってきた翌日にさっそくはきました!

料金:¥500位でした。もう、着ていけないと思っていたスカートが500円でよみがえるのだと、すごーく得した気分です。

『リネット』での和装・着物のクリーニングはどんなかんじ?

リネットでは、和装・着物のクリーニングと毛皮類のクリーニングは、信頼のできる専門の業者さんに委託しているとのことです。

今回、初回の宅配サービスということで、実はまだ着物のお手入れは託していません。

料金体系をみると、近所の呉服屋さんに着物のお手入れを託す時と同じくらいの価格帯なので、ひとまずは近所のお店にしてしまうかもしれません。お洋服のクリーニングへのこだわりや心のこもったサービス内容・期待を超える品質を考えると、おそらく、素晴らしい専門業者さんに委託されているのだろうと思います。

重たい着物を営業時間の短い呉服屋さんに持ち込むより、ほかの洗濯物と一緒にもっていってもらえると、とてもとても助かりますよね。ホームページなどでも、もう少し着物のお手入れについてのこだわりを教えていただければいいなと思います。

『リネット』には子供服料金があって助かる!

子育てママに大人気!無料で家まで届けてくれる宅配クリーニング「リネット」
最近、子どもの保育園の綿100%のシーツ(50cmx90cmくらいの子供サイズ)を2枚、近所のクリーニング店に出したら、お値段はなんと、1枚あたり¥650で、2枚合計で¥1300でした。普段は家で洗っているのですが、今回は保育園に返さなければいけなかったので、クリーニングやさんに出すことが必須だったのです。それにしても、ただの綿の小さいシーツで大人サイズと同じ料金なの・・・しかも、馴染みのおみせなのに・・・、とびっくりしてしまいました。

そういえば、以前、自宅で普通に洗濯機で洗っている子どもの綿のワンピースをいつものクリーニングやさんに出しました。ラーメンのこってり油シミが付いてしまい、家でシミが取れなかったのです。

その時のお代は、ワンピース基本料金¥1000+シミ抜き¥1000で、合計で約¥2000、ジャカジャカチーンでした。大きさ50センチの子供服で大きさは大人の洋服の半分未満なのに、大人料金と同じなんてガックリしてしまいました。

『リネット』では、子供料金がちゃんと設定されているそうです。

たとえば、ダウンコート¥1,190~、ワンピース¥650~、スキーウエア¥1,120~などなど。

ダウンコートはぜひ撥水加工のオプションを付けて、クリーニングをしておくと、翌年は便利ですし、おさがりで誰かにあげるときにも喜ばれますよね。

『リネット』をまた利用したいかどうかの感想まとめ

今回の注文の時に感じたのは、ほんとーうにお客さん(利用者)の目線にたった便利さを追及しつつ、しかも、クリーニングをすると綺麗になってくる、というこれまでの常識や期待を超えるクリーニングをされています。

注文するときは、数量やクリーニングの種類もまったく記入不要で、衣類を託すだけなので、びっくりするくらい簡単便利に取りに来てもらえます。

毛玉をとった衣類に「丁寧に毛玉をとりました」等のメッセージタグもついていて、とても心をこめたサービスをされていると思いました。リネットを始めた社長さんは、もともとクリーニング屋さん業未経験で、利用者の目線で、自分がほしいと思うクリーニングサービスを始められたそうです。

初回の注文後に届いたメールマガジンでは、次回の割引クーポンもいただけましたし、クーポンを利用すると、近所のクリーニング屋さんよりもかなりお得になります。ぜひぜひまた利用しようと思います!

私の場合のように、もう捨てようと思っていた洋服がよみがえって、また着られるようになるというのは、ものすごいエコなことですね。さらに、自分も新しい洋服を買わなくても済んだので、数千円のクリーニング代で数万円のお得をしたようなものです。

【画像】初回は、集荷の際に段ボールに入れて預けるのですが、(プレミアム会員だと、段ボールまでも運送業者さんに用意してもらえる!)次回以降は、このような専用バックに入れて衣類を預けるそうです。Lenetのロゴがおしゃれですね。

こんなに利用者にとってパーフェクトな宅配クリーニングですが、ただ、ひとつだけ心配なことがあります。

東京23区内だと、24時(夜中の12時)まで集荷・お届けしてもらえるのですが、運送業者さんが大変すぎるのではないでしょうか。

利用者へのサービスや便利さを追求するあまり、息切れしてしまわないように、リネットさんも運送業者さんも利用者もみんながハッピーになるような内容にしてもらえたらと思います。

運送業者さんの配送車のペイントやロゴ、白い段ボールのロゴなども美しくて好感がもてました。

みなさんも、いつもとは別のクリーニングやさんを試してみたいと思われる方には、ぜひぜひおすすめです。

『リネット』の公式ホームページはここ(↓)をクリックしてみてくださいね。期間限定のお得なキャンペーンもよくやっています!
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お稽古2017.2|茶花(クリスマスローズ)・筒茶碗・平棗

こんにちは、栗かのこです。

2月のお稽古は、梅の便りもとどくなか、ぽかぽかと心地よいお天気の日でした。

お茶室に入ってびっくり、お花はクリスマスローズが入れてあります!

今回は、梅の平棗、梅の形のお茶碗、筒茶碗、利休梅の風炉先などの季節のお道具でした。

お菓子は、一炉庵(いちろあん)製「貝合わせ」

茶花:クリスマスローズ

クリスマスローズがお茶室にあるとは?!とても以外でしたが、お茶席の雰囲気にもぴったりしていました。

実は、クリスマスローズは「利休花笠(りきゅうはながさ)」「寒芍薬(かんしゃくやく)」「雪起し」などの別名があります。

日本には明治の頃に薬用植物としてもたらされた際に、下向きに楚々と花が咲く風情がお茶人に好まれたそうです。クリスマスローズはすっかり洋風だと思っていたのに、舶来もののお花に「利休花笠」などという名前をつけて愛でるという明治の頃のお茶人はおしゃれだなあと思いました。

お花に見える部分は植物学上はガクの部分。このガクは五角形をしていることから、「ごーかく(合格)の花」ということで、縁起物だそうです!ちょど日本では1月~3月頃に咲くので、受験シーズンでもありますね。

そんな合格の花だったなんて、あらためて、クリスマスローズって凄い人(花ですが)ですね。

筒茶碗

梅の形が可愛いピンク色のお茶碗ともう一つのお茶碗は、筒茶碗。お茶碗が(広がらずに)まっすぐと立っていて、口が狭いお茶碗です。

お茶が冷めにくくなるために、寒いこの時期に使われるお茶碗だそうです。一年のうちこの時期(主に2月)しか使われないのに、筒茶碗の扱いはいつもと違うので、ちょっと緊張しつつ扱います。口が小さいので、お茶は点てづらいのですが、個人的には筒茶碗のすっとした姿は好きです。

平棗

今回の棗は平棗。平棗も扱いがいつもと違います。平棗を初めて扱ったという生徒さんもいらっしゃいました。

梅の螺鈿が施してある棗でしたが、梅のデザインがモダンな感じもして、個人的にはとても好きなお棗でした。

お菓子「貝合わせ」

一炉庵(東京都文京区)さんの生菓子、薄ピンクの蛤(ハマグリ)の形のお菓子で、銘は「貝合わせ」。

貝合わせとは、綺麗な絵や金彩を施した蛤の二つの貝を合わせる春の遊びで、平安時代の宮中での雅な遊びが伝統的に続いています。

蛤の貝は同一の貝の組み合わせではないとぴったり合わないことから、幸せな結婚の象徴として特に女性の遊びやひな祭りの時に重んじられてきました。ひな祭りのお食事にでてくるお吸い物といえば、蛤のお吸い物ですしね。

薄ピンクの「貝合わせ」のお菓子をいただくと、なんだかときめく感じがしました。春ですね~。

お干菓子は、(たしか)鶴屋吉信さんのお雛様のおせんべいと、二條若狭屋さんの打ちもの。

春めきますね~。

 

 まとめ

今回は、いつにも増して季節を感じるお茶席でした!

【茶道体験】茶道体験・茶会に行くときの服装・持ち物は?

こんにちは、栗かのこです。

茶道体験やはじめてお茶会に行くことになった場合、いったいどんな服装で行けばいいのか、何を持っていくといいのか、よくわからないかもしれません。

【服装】どんな服装がおすすめ?

お茶室で正座をすることが多いので、洋服の場合は

女性:長めのスカート(膝が隠れる長さ以上)がおすすめです。 フレアースカートだと足をくずして座っても目立ちません。

ミニスカート・タイトスカートは避けましょう。

男性:やわらかめの素材のズボンがおすすめです。固い素材のズボンだと、正座ですぐに足がしびれてしまいます。また、ジーンズは柔らかい畳を傷つけるかもしれないので避けてください。

足は素足ですと畳によくないので、靴下(できれば白い靴下)を履くとよいです。

 

【持ち物】何を持っていくとよい?

靴下

茶道のお稽古を洋服でする際には、一般的にみなさん白い靴下をはきます。

着物に合わせる白足袋の代わりということのようです。

寒い時期だと黒いタイツに白い靴下を合わせたりするのも当たり前なのです!タイツやストッキングの色には関係なく、白い靴下をお持ちだったら、白の靴下をお持ちください。茶道体験の場合は他の色の靴下でも大丈夫です。

懐紙・菓子切り

茶道体験の時には主催者側が用意してくださるかもしれません。お茶会の時には持参するほうがいいです。

茶道用扇子

茶道体験の時には、おそらく必要はないと思います。

お茶会におよばれした時にも、未経験者の方でしたら必須ではありませんが、茶道用扇子をたまたま(親御さんが持っていて家にあった、知人からもらった、など)お持ちでしたら、持っていくとよいです。

【まとめ】

細かいことを書きましたが、茶道・茶の湯は美味しいお茶をいただいて、そのお茶席での時間を楽しむためにあるので、どうぞ当日は一期一会のお席を楽しんでくださいね。

【お茶人も好きなチョコ】ナオミ・ミズノ|チョコマニア|サロン・デュ・ショコラ

こんにちは、かのこです。

世界最大規模(らしい)チョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ東京」でナオミミズノさんのチョコマニア(ソフトクリーム)をいただいてきました!

■ナオミ・ミズノさんの詳細はこちらに↓

【チョコ】ナオミ・ミズノ(京都・福知山)|世界一のチョコがサロン・デュ・ショコラに出展

東京フォーラム(ホールE)に着いたら、会場に入る手前で「最後尾こちら」のプラカードが!会場に入るまでの待ち時間15分とのことでした。

スタッフの方は「待ち時間はいま一番短いほうです」と言っていたので、もっと長く待つこともあるようです。

お目当てのナオミミズノさんのブースは、出口方面のA-1エリアにありました。

行列がまったくないブースもありましたが、ナオミミズノさんのブースでは行列がっ。どのくらい待つのだろうとひるみましたが、

最後尾のプラカードを持ったスタッフの女性は「そんなに待たないですよ、15分位で買えると思います」とのことで、気を取り直して再び最後尾に。

「あのチョコを〇〇に、あっちは〇〇に、など何を買おうかな~」と考えているうちに、すぐに私の番になりました。

チョコマニアには、コーンにメイプルシロップが入っているとか、チョコが濃いけど優しさを感じるお味でした。

チョコレートボンボンは通販などでもチョコマニアはなかなか頂けないので、サロン・デュ・ショコラにお越しの際にはぜひ召し上がってくださいね。

2015年には、ナオミミズノさん監修のチョコソフトがファミリーマートでも販売されていました。「杏と塩」のソフトクリームも!また販売してくれるといいですね。

会場の出口近くには、こんなコーナーも。

サロン・デュ・ショコラは今年が記念すべき15周年だそうです。チョコでできた巨大なBE@RBRICKが!!

巨大なBE@RBRICKの周りには、ショコラティエの巨匠達が作ったオリジナルのBE@RBRICKがたくさん並んでいて目も楽しませてもらいました。

 

 

【お茶人も好きなチョコ】ナオミ・ミズノ(京都・福知山)|世界一のチョコがサロン・デュ・ショコラに出展 

こんにちは、かのこです。

節分が終わると、バレンタインデーのチョコをどうするか、気になりだします。

世界一のチョコ:ナオミ・ミズノとは?

世界一のショコラティエ、ナオミ・ミズノ(水野直己さん)はご存知でしょうか。ワールド・チョコレート・マスターズで2007年に世界チャンピオンになった方です。2月3日放送のTBSテレビ「白熱ライブビビット」でも紹介されました。

今年のバレンタインチョコには、本命チョコも、自分へのご褒美チョコにも、世界一のNaomi Mizunoのチョコはいかがでしょうか。

東京では、2月5日(日)まで東京フォーラムで開催されている世界最大といわれるチョコの祭典「SALON DU CHOCOLAT(サロン・デュ・ショコラ)」で入手できます。京都・大阪・名古屋のサロン・デュ・ショコラは2月14日まで。

水野さんが2007年のワールドチョコレートマスターズで優勝した時のチョコは、「杏と塩」という名前です。ミルクチョコレートに杏の爽やかな香り+厳選された死海の塩が使われています。杏とチョコレート、そして厳選された死海の塩とくれば、想像するだけでも、豊かな香りがただよってきます。

「杏と塩」チョコの他にも、今年の「コレクション2017」という10個入りのセットもあります。今年のセットはまだ開けていないのですが・・・兵庫県養父市のハチミツや抹茶、桃、パナシェのチョコなど、素材にこだわって作られたボンボンショコラです。
一粒ひとつぶ大切にいただきます。

ナオミ・ミズノさんが世界チャンピオンになった、ワールドチョコレートマスターズとは、世界最大のチョコ原料メーカーのバリー・カレボー社(Barry Callebaut本社・スイス)が世界規模で開催する、チョコレート創作世界選手権だそうです。オリンピックで「銀より金!」という発言がありましたが、やっぱり世界で一番、というのはとてつもなく凄いことですよね。

水野直己さんは、現在は、バリー・カレボー社の大使に任命されていて、コンクールの審査員も務めているそうなので、世界のお墨付きです。

ナオミ・ミズノ(洋菓子マウンテン × cellar de chocolat)のチョコはどこで買えるの?

ナオミ・ミズノ(洋菓子マウンテン × cellar de chocolat)のチョコレートは、京都府福知山市にある水野さんのお店とお店の公式ホームページでもネット注文できます。ただし、2017年2月5日現在はSold Out 売り切れとなっています。

2月に開催されているチョコの祭典、サロン・デュ・ショコラ(東京・大阪・京都・名古屋)に出展されていますが、三越伊勢丹オンラインでもネット注文できます!お目当てのチョコが決まっている場合は、混雑するデパートやサロン・デュ・ショコラに行かなくても、ネットでぽちっと入手できるのは助かりますね。

世界一のチョコのお店はどこにあるの?

水野直己さんのお店、“洋菓子マウンテン × cellar de chocolat(セラー・ド・ショコラ)”は京都府福知山市という、京都府北部の盆地の町にあります。京都市内からJRの特急で1時間以上かかる場所ですが、京阪神一円からグルメな人々が訪れており、全国からパティシエ修行に来ている方々もスタッフとしてお仕事されています。

「洋菓子マウンテン」は地元では昔から愛されているお菓子屋さんで、「チーズケーキといえば、マウンテン」という合言葉があるとか無いとか・・・

水野直己さんは「洋菓子マウンテン」の二代目となります。2012年~2014年までは福知山の「ゆらのがーでん」にお店を出されていました。「ゆらのがーでん」は福知山城を見上げる川のほとりに作られた、芝生と素敵な建物のレストランやカフェが集まる人気スポットです。

「ゆらのがーでん」のお店は、2013年の台風と2014年の豪雨で大変な被害をうけました。その苦難を乗り越えて、福知山市内の高台(三段池公園)のほうに白亜の豪邸?!のような素敵なお店と広いカフェをオープンされました。三段池公園は、大きな池とゆるやかな丘に山林の緑が美しい公園です。

余談ですが、全国区のテレビで度々取り上げられているユニークな動物園「福知山動物園」もこの三段池公園にあります。子ザルとウリボウ(いのししの子ども)が大の仲良しで、いつも子ザルがウリボウの背中に乗って動物園内をお散歩している光景を観たことがあるかもしれませんね。

洋菓子マウンテンのホームページに乗っているカフェからの景色、青い空と緑の山の連なりがとっても心地よさそうです。

今度はぜひ福知山のお店・カフェでケーキも食べたいです!

美人書道家|笹島沙恵「ふたばの恵書道教室」の書展|中目黒2017年1月27-29日

とっても可愛らしい若手の書家、笹島沙恵さんが主催されている教室「ふたばの恵書道教室」の書展を観に中目黒のギャラリーに行ってきました。笹島沙恵さんと書道教室の生徒さんたちの作品展です。

会場の『中目黒ギャラリー・さくら』へは、地下鉄日比谷線・副都心線・東急東横線の中目黒駅から目黒川沿いに歩いてゆきます。

寒ーい日が続いた後、ようやく春の日差しを感じられるようになったこの週末、会場への途中も目黒川沿いを心地よいお散歩でした。

書展というと、一般的に、掛け軸に漢字が書いてある・・・という少しお堅いイメージもありますが、今回の展示はそんなイメージがひっくり返るような内容でした。掛け軸ではなく、額装されていて、それぞれが絵画のようで、「家に飾りたい!」と思うような作品ばかりでした。会場では、書家の笹島沙恵さん(先生)が艶やかな着物姿で迎えてくださって、大きないけ花や流木のアートもしつらえられていて、華やかさにあふれる作品展でした。

今回の作品展では、先生と生徒さんはそれぞれ、お花の名前をテーマがあり、そのお花や花言葉・花の名前の漢字などから広がるイメージをもとに作品を書かれたそうです。

例えば・・・ライラックがテーマになった生徒さんの作品は、薄紫色の優し気なライラックがイメージされるような、漢字の「紫」が絵のように優しい雰囲気で描かれていました。書というよりも、描かれた絵画のようでした。紫のライラックの花言葉には、「思い出」や「恋の芽生え」「初恋」という意味もあるそうです。そういわれてみると、個人的はライラックは大好きなお花で、(ここだけの話・・・)若い頃の札幌での初夏の初恋?!を思い出したりしてしまいました。

山菜のウドがテーマの作品もありました。ウドは漢字で「独活」と書くそうです。この独活の作品は、男前の力強いオーラにみなぎっていて、モダンな天ぷら屋さんに飾られたら素敵だな~と思いました。この作品を書かれた人は男性だそうですが、勝手にカッコいい人に違いない!と想像してしまいました。

華やかなお花、グロリオサがテーマの作品では動物の狐(きつね)をモチーフにされていました。「なぜに狐??」とクエスチョンマーク。グロリオサは漢字で「狐百合」と書くそうです。知らなかった~。さらに、この生徒さん自身のお名前がユリさんなので、漢字の「狐」のみを書かれていて、篆刻の印に「ゆり」となっているから、合わせて狐百合(グロリオサ)になるそうです!おちゃめですね。

子供教室の作品では、5歳の男の子の作品で「球根」というのもあり、カタカナで絵のようにキュウコンと描かれていたのが愛らしく斬新でした。先生がこの男の子に「なんのお花が好き?」と聞いたら、すごーく考えて、「キュウコン」と答えたそうです。か・可愛すぎる・・・。子供の習い事としても、こちらの書道教室はとてもよさそうですよね。

作品展のテーマとしては、「繋がる(LINK)」として、先生の大作「薔薇」から始まって、茨城・水戸教室の生徒さんの作品、「染井吉野」からは東京・中目黒教室の生徒さんの作品が展示されていました。薔薇は茨城県の花、染井吉野は東京都の花だそうです。

今回出展されていた生徒さんたちは、習いはじめてから数か月という方から、一年半位の方がほとんど、とのことでした。笹島沙恵先生の教室では、書は基本が大切、とされているので、みなさん基本を身に着けつつ、短期間でも創造的な作品を作れるまでになられてるのですね。素晴らしいです。

「ふたばの書道教室」は中目黒教室と水戸教室があって、月に2回または3回のお稽古をされているそうです。

大人の習い事としても、子供の習い事としても、魅力がいっぱいですね!

また、次の作品展も楽しみにしています。このたびはすばらしい時間をありがとうございました!

[着物姿の笹島沙恵先生]

[茨城県の花 「薔薇」の作品を説明するところ]

 

[水戸教室の生徒さんの作品]

 

 

Japanese Calligrapher Ms. Sae Sasajima & her students’ Exhibition in Tokyo, 2017 Jan.

There will be an event of  Japanese Calligraphy Exhibition (書道の作品展)at a small gallery in Nakameguro, Tokyo.

This Calligraphy exhibition is organized by a young Japanese Calligraphy Artist (teacher), Ms. Sae Sasajima (笹島沙恵) who also learns Japanese flower arrangement, or Ikebana.
One of our tea ceremony class mate takes her Calligraphy lessons and is joining this event.
Before making their works of Calligraphy, each students were assigned a name of flowers by the teacher.
One of the student was assigned Lilac, the light purple color flower.
Their Calligraphy works should be very unique and artistic with the imagination of flowers !

Time and Date: 10:00-19:00 (closed at 18:00 on Sunday), January 27-29, 2017.

Venue:  “Rental Space Sakura ”  Nakameguro 2-5-28  (along the Nakameguro river)

Fee: free of charge.

For more images of this beautiful Calligraphy Artist Ms. Sae Sasajima and her students’ works, please click here  to browse the article in Japanese !

 

 

 

 

 

初釜2017.01

私たちの教室の初釜(お稽古はじめの茶会)がありました。

掛け軸は、『和気笑迎春』大徳寺の老師のお筆です。

和気あいあいと笑って春を迎えられそうな、幸せな気持ちになるお軸でした。

床の間のお花は、乙女椿のつぼみが2輪。ピンクの玉が二つでとても可愛らしかったです。

先生がお濃茶を島台のお茶碗に練られました。島台の茶碗というのは、楽焼きの赤い茶碗の内側が金・銀で塗られており、金銀の茶碗を重ねて使われます。 赤 x 金&銀の色合いも華やかで、いただく側もテンションが上がりました。

主菓子は、虎屋さんの生菓子『花衣(はなごろも)』羊羹製・小倉餡入、安永2年(1772年)頃の作。

「花衣」とは、華やかな着物や花見にでかけるときの女性の衣装のことだそうです。

200年以上前の意匠や銘のお菓子をいただけるのも、さすが、虎屋さんならではですね。強い甘さの小倉餡の玉の周りを、三角形の紅色の衣で包まれていて、華やかで美味しいお菓子でした。

お干菓子は、京都の「末富(すえとみ)」製、おせんべい『正月』と、すはまでできた松葉。

おせんべいは、干支の酉・富士山・羽子板などの図がついていて、裏側はきれいなピンクやブルーなのです。

こちらも、拝見して、いただくとテンションアップ!!!

→末富さんのお菓子は、東京では高島屋新宿店や日本橋店でもとめることができます。

包装紙もとても美しく色鮮やかで、お味や意匠もお墨付きで、茶の湯をされる方や目上の方への手土産に最適です。

これからの一年が良い年になりそうな楽しいお稽古始めとなりました。