私たちの教室の初釜(お稽古はじめの茶会)がありました。
掛け軸は、『和気笑迎春』大徳寺の老師のお筆です。
和気あいあいと笑って春を迎えられそうな、幸せな気持ちになるお軸でした。
床の間のお花は、乙女椿のつぼみが2輪。ピンクの玉が二つでとても可愛らしかったです。
先生がお濃茶を島台のお茶碗に練られました。島台の茶碗というのは、楽焼きの赤い茶碗の内側が金・銀で塗られており、金銀の茶碗を重ねて使われます。 赤 x 金&銀の色合いも華やかで、いただく側もテンションが上がりました。
主菓子は、虎屋さんの生菓子『花衣(はなごろも)』羊羹製・小倉餡入、安永2年(1772年)頃の作。
「花衣」とは、華やかな着物や花見にでかけるときの女性の衣装のことだそうです。
200年以上前の意匠や銘のお菓子をいただけるのも、さすが、虎屋さんならではですね。強い甘さの小倉餡の玉の周りを、三角形の紅色の衣で包まれていて、華やかで美味しいお菓子でした。
お干菓子は、京都の「末富(すえとみ)」製、おせんべい『正月』と、すはまでできた松葉。
おせんべいは、干支の酉・富士山・羽子板などの図がついていて、裏側はきれいなピンクやブルーなのです。
こちらも、拝見して、いただくとテンションアップ!!!
→末富さんのお菓子は、東京では高島屋新宿店や日本橋店でもとめることができます。
包装紙もとても美しく色鮮やかで、お味や意匠もお墨付きで、茶の湯をされる方や目上の方への手土産に最適です。
これからの一年が良い年になりそうな楽しいお稽古始めとなりました。