桜吹雪が散って、葉桜がきれいになる頃、気持ちのよいお天気の日のお稽古でした。
お軸は、大徳寺高桐院の和尚さんによるお筆、「花為誰開(花誰が為に開く)」。お軸の紙はピンク・ブルーに金も施されていて、春爛漫のような華やかな掛け軸でした。
大徳寺高桐院は、JR東海「そうだ、京都に行こう」のCMにも出てきたお寺です。利休七哲の一人細川忠興(三斎)の創建で、細川家の菩提寺となっており、三斎とガラシャ夫人のお墓もあります。
お花:「華鬘草(けまんそう)」(鯛釣り草ともよばれます。)
棗:「堆朱(ついしゅ)」で牡丹の彫り。
茶杓:銘「野の花」
お茶:『柳櫻園(りゅうおうえん)』の春季限定抹茶「小櫻(こざくら)」
主菓子:湯島『つる瀬(つるせ)』の練きり「牡丹」
干菓子:富山県『志乃原』の「江出の月(えでのつき)」
青磁のような美しい色、薄青色の丸いおせんべい。
お茶碗:京焼き 源氏物語の「柏木(かしわぎ)」
柏木の帖にある和歌「この春は柳の芽にぞ玉は貫く 咲き散る花の行くへ知らねば」からきているようです。
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現在開催中の東京国立博物館の特別展「茶の湯展」や、東京国立近代美術館での樂展に行ってきたことなども話題になりました!
春らんまんで気持ちも晴れ晴れとするようなお稽古の朝となりました!