【お点前】お濃茶(風炉)表千家流|3ステップ覚え書き 

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初歩のお点前や茶道体験で抹茶をいただくお茶は、「薄茶(うすちゃ)」といわれています。

薄茶のお点前になれたら、先生から「もうそろ、お濃茶のお点前の練習をしましょう」と言っていただいたかもしれませんね。3ステップで覚える濃茶のお点前をまとめました。

表千家の流儀にもとづいていますが、先生によって細かいところが異なる場合もありますので、あくまでも参考程度にしてください。


その1:茶室で客の位置に座る

お茶室を拝見(掛け軸→お釜→棚・水差し)した後、客の位置に座ります。

畳の縁(へり)から、お茶碗を置いたりお道具を拝見したりできる程のスペースをあけて座ってくださいね。

お茶碗やお道具を扱うスペースを確保します。

正客(一番目のメインのお客様)が、畳のへりからそれくらいの間をあけて座っているはずなので、横からみてきれいに一列になるように座るといいですね。

その2:お菓子をいただく

より正式なお茶席では、お菓子器は縁高(ふちたか:重箱になっている)を使われることも多いです。また、表千家流では、主菓子(おもがし)は食籠(じきろう)という蓋付の菓子器で出されることも多いです。ここでは入門編として菓子鉢(かしばち)にお菓子が盛られてきた場合の説明をします。

①菓子鉢が正客の前に出される

お運びさん:正客の前、へり外に菓子鉢をおいて一礼

→正客も受けて一礼

②正客:菓子鉢をへり外・次客との間に置き、「お先に」

→菓子鉢をへり外・正面に戻す

→亭主にたいして一礼「お菓子をちょうだいします」

→懐紙を取り出して膝前に置く

→右手で箸をとる

→左手を菓子鉢に添えながら

→箸で菓子をはさんで、懐紙の上におく

→箸の先を懐紙で拭う

→箸を菓子鉢に戻す

→菓子鉢を両手でへり外・次客との間におく

→懐紙ごと菓子をもって、菓子をいただく

③次客:菓子鉢はそのままで、次の客へ一礼「お先に」

→正客と同様の手順でいただく

その3:いよいよ濃茶が出されたら

流儀によってもかなり異なりますので、ご参考まで。

①正客の前へ、お茶碗&だし帛紗が出されます。

亭主が出したお茶碗&だし帛紗を正客が自分でとりに行く場合もあります。

②正客:茶碗・だし帛紗を次客との間において、みなさんに一礼

→次客以下:正客の一礼をうけて総礼

③正客:茶碗を膝前に置く

→だし帛紗を手のひらの上に開いて茶碗をのせる

→軽くおしいただく

→茶碗を小さく2回回して

→お茶を一口いただく

④亭主より「いかがですか?」とお服加減をたずねられる

→正客:「けっこうでございます」「まろやかでとても美味しいです」など返答

⑤正客:お茶を二口ほどいただく

(いただく分量の目安は、お茶を回し飲む人数で等分になるように)

⑥正客:お茶をいただいた後、茶碗を膝前におく

→だし帛紗を茶碗の横におく

→飲み口を懐紙で拭う

→茶碗を小さく2回・向こうに回し、茶碗の正面を戻す

⑦次客:さらに次の客へ「お先に」と礼をする

⑧正客:茶碗を右手であつかって(一度、左手のひらにのせて)

→へり内・次客との間に置く

→次客に送り礼 (次客も礼を受ける)

⑨次客:右手で茶碗をとり、正客と同様にお茶をいただく

⑩正客:亭主にお茶名・お詰めをたずねる

例えば

正客:「お茶名(おちゃめい)は?」

亭主:「祥雲の昔でございます」

正客:「お詰め(おつめ※茶師・お茶のメーカーのこと)は?」

亭主:「柳桜園(りゅうおうえん)」でございます」

ここで、先にいただいたお菓子についてもおたずねする

Point

・濃茶がなるべく熱いうちに末客までまわるように、手早く送ること!

※客が男性同士の場合、または流派によっては手渡しする場合もあります


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